設計者の独り言
設計者は、常々
・安らぎの空間が欲しい。(自然素材を多用したい。)
・家庭には庭が必要である。(モネのように風景を創る。)
・室内からの眺望がよい家にしたい。
・デザイン性に優れた家にしたい。(外から見て格好がよい。)
・大きな窓で太陽の光を存分に取り入れる。
・自然災害(津波、地震、洪水)に耐える。
・シンプルな家が欲しい。
・広さは最小限でいい。
と考えておりました。
台風が来るたびに床上浸水、土砂崩れにより家に多大な被害がある報道が流れます。
そのたびにいつも思うことは床を少し上げればいいじゃないか。
高床式の家は、弥生時代からあるではないかと思っていました。
鉄骨ならば柱も細くできるし流れに対して抵抗が少ないはずであるという考えからこの家を思いつきました。
津波のことは当初はあまり考えておりませんでした。私どもの工場は徳島県小松島市和田島町にあります。
この土地は、昔、砂嘴の上に新田開発された土地でありまして新田開発の過程において宝永4年(1707年
の南海大地震、安政元年(1854年)の南海大地震により大きな打撃を受けたということが徳島県立文書館が作成した
第18回企画展資料「和田津新田の成り立ち」にあります。
現在は、防波堤に守られており安心しておりましたが、
先日のスマトラ島沖の地震による津波報道の映像を見て津波浸水対策の必要性を強く感じました。
ここに以前から洪水対策として検討を重ねてまいりました高床式住宅を応用してはどうかと考えるに至り、
会社の社会貢献のつもりで提案することといたしました。
設計者としてはこのように考えております。